不動産投資を始めるなら生命保険も見直そう!!理由も交えて解説

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不動産投資で生命保険を見直しイメージ画像

目次

  1. 不動産投資は「生命保険効果」も
  2. 不動産投資は「終身」「年金」2つの保険に相当
  3. 保険料を抑えるなら団体信用生命保険
  4. 団体信用生命保険と生命保険には4つの違いがある
  5. 家族に負担を残さないために
  6. まとめ

 

人生の中で大きな買い物の不動産。

 

最近では、生命保険の代わりとして不動産投資をスタートしている人も増えてきました。不動産投資と生命保険は関係ないように見えますか、実は多くのメリットがあることをご存知でしょうか?

 

今回は「不動産投資を始めるなら生命保険も見直そう!!理由も交えて解説」と題して、不動産投資と生命保険の関係、保障が充実していて掛け金が安い団体信用生命保険ついても解説していきます。

 

不動産投資は「生命保険効果」も

生命保険は、一家の大黒柱の死亡などで収入が途絶えた場合に保険金が支払われる保険です。

 

「残された家族の生活を助けるため」の保険の意味合いもあります。生命保険金の受け取り方法は「全額を一括受取り」「一部を一括で受取って残りを分割した受取り」「一定の金額を分割して受取り」などがあります。

 

不動産投資でも、収益性の高い不動産を残すことができれば、生命保険と同様の効果が期待できます。また、残された家族は相続した物件を賃貸物件として活用すれば、家賃収入を得たり売却したりして多くのお金が得られるのです。

 

こういったように、世帯主に万が一の事態が起こった場合には、生命保険と同じように家族の生活を家賃収入で支えられる点で、最近、不動産投資を始める人が増えてきたのです。ちなみに、不動産投資は少額でも始められる場合もありますので、興味ある人は一度不動産投資を行なっている会社に問い合わせてみてはいかがでしょうか?

 

不動産投資は「終身」「年金」2つの保険に相当

不動産投資は「終身」「年金」2つの保険に相当します。

 

不動産投資がお得なポイントとしては、万が一の事態が起こった場合でも、購入した物件を家族に残してあげられます。このことから、不動産投資は生命保険に置き換えると「終身保険」です。

 

終身保険は契約期間の期限がないので、世帯主が亡くなった時に残された家族に保険金が一時金として支払われる保険。不動産相続は終身保険と同じく契約期間の定めがないので、所有者が亡くなった時に不動産を相続できるのです。加えて、不動産売却すれば一時金と同じくまとまったお金が入ってくるのです。

 

不動産投資は、生命保険に置き換えると「年金保険」の役割も含まれています。ローン返済が完了した物件をそのまま続けて所有していた場合、入居者からの家賃収入が毎月一定額入ってくるのです。また、物件が残っている限り家賃収入を変わらず受け取れるのです。

 

不動産売却するかどうかは物件を相続した人次第。物件を所有している間は、相続した人が自分で決められるのです。マンション投資で考えた場合では、マンションの耐用年数は一般的に60年〜70年と言われています。年金保険の場合では掛金が高くなるので、一般的に終身型保険ではなく「定期型年金保険」に加入するケースが多いのです。

 

定期型年金保険は10年程度しか保証期間がありません。そのため、不動産を所有している期間が保証期間だと考えたら、不動産投資のほうが圧倒的に物件を所有していることがお分かりいただけると思います。

 

保険料を抑えるなら団体信用生命保険

不動産投資を始める時に加入したい生命保険は、「団体信用生命保険(団信)」です。

 

団体信用生命保険とは、文字通り「団体」で加入する保険。まとまった人数で加入するので、一人で加入する他の保険と比較しても、保険料が安く設定されているのが特徴です。 

 

保険料は年齢に関係なく一定料率で、残った返済金額に応じて決定されます。その後はローン返済が進むにつれて保険料が下がって仕組みです。ローンを組んだ本人(債務者)が死亡または決められた高度障害となった場合には、本人に代わって保険会社が支払いを始めます。 ただ、返済を開始したり途中で団体生命保険を脱退したりすると、その後新たな加入ができないので注意しましょう。

 

 

団体生命保険イメージ画像

生命保険と団体信用生命保険には4つの違いがある

生命保険と団体信用生命保険には4つの違いがあります。それぞれを解説します。

 

①仕組み

一般的な生命保険(死亡保険とも呼ばれる)は、保険加入者と保険会社が契約します。

団体信用生命保険は、保険を申し込む金融機関を経由して加入手続きを行ないます。死亡や重度の障害を負った時には、一般的な生命保険では保険会社から所定の手続きを経た上で加入者に保険金が支払われます。団体信用生命保険では、保険会社は金融機関に保険金を支払ってローンの残債に充てるのです。

 

②保険金の受け取りと支払い方法

一般的な生命保険や医療保険では、万が一の時に団体信用生命保険加入者は保険金を現金で受け取れます。

 

また、受け取った保険金は葬儀費用や入院費、手術費用など使い道は限定されていないのです。団体信用生命保険は保険金をローンの弁済に充てるので、万が一の時に発生する生活費用などは自己負担になってしまいます。

 

ただし、不動産は手元に残りますし、空室にならない限り定期的に家賃収入が入ってきます。保険料は銀行振込や口座振替などで支払いますが、団体信用生命保険の保険料は基本的にローンの金利に上乗せされていきます。

 

③保障内容は主に住宅ローンの弁済

団体信用生命保険は、主に住宅ローン弁済に充てられます。

 

一般的な生命保険は、三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)などの病気への備えが含まれた医療保険や死亡保険だけではなく、介護保障や収入サポート、病気せずに元気な場合に保険料が返ってくる健康増進型保険など、生命保険会社によって保険商品が多岐に渡っています。

 

団体信用生命保険はローンの弁済が目的なので、先程ご紹介したような多岐に渡るサポートは受けられません。しかし、団体信用生命保険の中には、契約者の配偶者が乳がんや子宮頸がんなど女性特有のがんと診断された時に一時金が給付されるタイプの団体信用生命保険や、入院費用保険金が給付される商品もあります。

 

④持病がある場合には団体信用生命保険に加入出来ない可能性も

団体信用生命保険は、高血圧症や糖尿病などの持病がある人は、加入出来ない可能性があります。

 

生命保険や医療保険は持病がある人向けの保険商品もありますが、保険料は高めになるリスクがある代わりに、保険会社が決めた病気に罹ってしまった時に保険金が受け取れる保障内容です。

 

団体信用生命保険でも、「ワイド団体信用生命保険」と呼ばれる病気に罹った経験があっても加入できる商品もあります。持病が原因で団体信用生命保険審査に落ちた時には、こうした保険も検討する価値はあります。

 

住宅ローンの残債を家族に残さないイメージ画像

家族に負担を残さないために

家族に負担を残さないために、住宅ローンなど多くの借金を残すことはできるだけ避けたいです。

 

不動産投資目的で投資物件を購入する多くの人は「将来の資産形成」が目的です。もっと言えば、「家族のために有益資産を残しておきたい」思いで不動産投資を始める人も少なくないのです。

 

団体信用生命保険は、ローンを組んだ本人に万が一の事態が発生した時にローン支払いが免除されて、物件と家賃収入が家族に残る仕組み。本人の不測の事態に備える上でも、家族に負担が残らない仕組みの団体生命信用保険を上手に活用することをおすすめします。

 

まとめ

今回は、不動産投資と生命保険の関係、団体信用生命保険の基礎情報などを解説しました。

 

不動産投資は家賃収入だけではなく、生命保険としての役割も果たしていることがお分かりいただけたと思います。既に生命保険を契約されている人なら、ワンルームマンション型などの不動産投資を始めたほうが経済的メリットが大きいのです。

 

少額からでも始められる不動産投資。大切な家族のために、2021年は不動産投資で備えを始めてみませんか?