一戸建てを建てるか購入するか迷った!!必要な資金や親から家を受け継ぐ場合に掛かる税金や、家を売る場合に必要なこととは?
家を建てる時や購入する時に一番不安なものが予算。
間取りや階数で費用も大きく変わってきます。大きな買い物なので後悔が無いようにしたいですよね。費用を支払うために貯金を使うか、銀行でローンを借りる必要もあります。
そこで今回は、家を建てる時にやることや掛かってくる税金、税金を安くするお得な制度などをまとめてみました。
目次
- 家を新築する・建売や中古住宅の購入時の大まかな流れ
- 家を建てるとどんな税金がかかってくるのか
- 新築の家を建てる時、建売や中古住宅を購入時に知っておいたほうがいいお得な制度
- 家を売る時に必要なこと
- まとめ
1.家を新築する・建売や中古住宅の購入時の大まかな流れ
家を新築する・建売や中古住宅を購入する時の大まかな流れをご紹介します。
【家を新築するまでの大まかな流れ】
・予算を用意して住宅ローンを決める
家を建てようと思った時に一番ネックになるのが予算です。
家を建てる時はかなり費用が掛かります。
貯金で購入のか、ローンを組むのかしっかり決めておきましょう。
・土地を探す
工務店に依頼して条件が合う場所を探してもらったり、ネットで探したりします。
日当たり、立地、予算など、あなたの条件と照らし合わせながら探しましょう。
・家を建てる会社を探す
可能な限りクチコミ評価が高い会社、または信頼度の高い業者に頼みましょう。
・予算内で建てられる家の間取りなどを決める
自分の要望、予算などをしっかり言って設計してもらいます。
・手続きをする
ローンを借りる手続きをします。
ローンを返す能力や借金はないかなど銀行がチェックします。審査を通過したら借り入れ可能です。
・建設開始
計画に沿って建築が始まります。
・完成して入居
要望通りに仕上がっているか・家に傷がないかなど全てチェック。
問題無かったら建築会社に費用を支払います。
入金確認が取れたら鍵や重要書類を渡されてマイホームが手に入ります。
・手続き
登記などの法的な手続きをします。
【建売や中古住宅を購入するときの大まかな流れ】
・物件を探す
インターネットや住宅情報誌などで購入したい物件を探します。
・見学する
実際に購入したい物件を見学しましょう。
立地など条件をクリアしているかよく確認しておくと安心です。
・一戸建ての購入の申し込み
購入する物件を決めたら購入の手続きをします。
購入準備をしたにもかかわらず急に購入を中断した時には、業者の労力が無駄になってしまうので、数万円~10万円ほどの手付金の支払いが必要な業者もあります。
予定通り購入できたら、払い戻されるか購入費の支払いに回されます。
・ローン審査した後でローンを借りる
家を購入するためのローンの審査を受けましょう。
どれだけ借りられるのかや借入状況、収入など審査が入ります。審査に通れば借りられます。
・料金や入居
家の不備など直してほしいところがあれば、しっかりと業者に伝えましょう。
ローンで借りた費用や手付金以外の代金を支払い、入金確認が取れたら家を渡されます。
鍵を渡されて夢のマイホームを手に入れます。
しっかりと家の不備がないかチェックして、不備があればここでしっかり伝えておきましょう。
不備の内容しっかり状況を把握しておきましょう。
登記などの法的な手続きを司法書士にしてもらいましょう。
2.家を建てるとどんな税金がかかってくるのか
家を建てることによってかかってくる税金があります。
・印紙税
工事業者と契約をする時に工事請負契約書を書きます。
依頼主に1枚、工事業者に1枚ずつ持っておかないといけないのですが、工事請負契約書は作るだけで税金がかかってしまいます。
印税・印紙税法で、依頼主と工事業者は印紙税を共同で支払わなければなりません。
契約書を作成しなければトラブルになる可能性が出てくるため、契約書に記載された金額に応じて印紙税法に基づき印紙収入を貼らなければなりません。
・固定資産税
家や土地の持ち主になると、固定資産税を支払わなければならなくなります。
市町村が収入や所得で金額を決めます。
毎年4月ごろに支払通知書が届き、一括払いか分割払いか選べます。
新築を建てた場合、減額される制度があります。
都市計画税は減額がありません。
少しでも安くするためにできるだけ減額制度を利用しましょう。
詳しくは税務署に聞いてみましょう。
・不動産取得税
土地や家を自分の物とすることで払わなければならない税金です。
土地や家を自分の所有者になってから約6か月後に通知書が届きます。
一回限りで毎年支払う必要はありません。
条件に当てはまった場合、税金が安くなるようです。
通知書の裏に電話番号が書いてあるため、そちらに減税処置の条件が自分に当てはまらないか電話をしてご確認ください。
・登録免許税
登記してもらった時に発生する費用です。
条件に当てはまった場合、負担額を軽減できる制度があります。
税務署でよくご確認ください。
*親から受け継いだ家であれば贈与税
家を親から受け継ぐ場合、贈与税というものがかかってきます。
条件を満たすようでしたら贈与税の金額を軽減できる制度があります。
納税が難しい場合、相続を放棄することもできます。
詳しくは専門家に確認しましょう。
税務署に当てはまる軽減制度がないかご確認ください。
3.新築の家を建てる時、建売や中古住宅を購入時に知っておいたほうがいいお得な制度
税制優遇補助金制度など、知っておくとお得な制度を紹介します。
・すまい給付金
消費税引き上げ政策による負担を減らすために制定された制度です。
住宅を買った時に給付金がでます。中古住宅にも利用できます。
・地域型住宅グリーン化事業
国土交通省の採択を受けたグループに所属する施工事業者が建てる省エネ性能や耐久性等に優れた木造住宅を対象に補助金が交付される制度です。
・ネットゼロエネルギーハウス(ZEH)
住まいの断熱性・省エネ性能を上げること、太陽光発電などでエネルギーを創ることにより、年間の一次消費エネルギー量(空調・給湯・照明・換気)の収支をプラスマイナス「ゼロ」にする住宅をZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)といいます。ZEHが認められると補助金が出ます。
・家電用蓄電システム災害対応補助金
太陽光発電の設備と併用する災害時に対応した、家庭用の蓄電池を家に取り入れて作る場合に補助金がでます。
・エネファーム設置
家庭用燃料電池システム、エネファームを家に取り入れて作った場合に補助金が出ます。
・市町村住宅関連補助金
自治体から補助金が出る制度です。
それぞれの市町村によって補助金額・条件などが違います。
お住まいの市町村の制度をよくご確認の上、ご利用可能な制度を上手に活用してください。
中古住宅にも適用できる補助金も存在するようです。
司法書士や役所などの専門家に使える制度がないかご確認のうえ利用しましょう。
4.家を売る時に必要なこと
ここでは、家を売る場合に必要なことをご紹介します。
家を売ると決めたら、まず以下のことを始めましょう。
・周りの相場を知る
・必要書類を用意する
直接見つけるのもいいですし、不動産会社を利用するのもお勧めです。
不動産会社に売却査定してもらう時は周りの相場と合わせて、正確に行なってもらいます。
仲介手数料も掛かるため注意が必要ですが、書類準備や契約手続きを全て代行するため手間が掛かりません。
税金、費用など不動産会社は専門なので安心して任せられます。
買った時より高く売れた場合など売る側にも税金が掛かる場合もあるます。
損をしないために信頼のある不動産会社を探して利用しましょう。
5.まとめ
家の建築や購入は思った以上に費用が掛かります。
銀行でローンを借りるのも時間が掛かりますし、建築費用だけではなく税金も掛かってきます。
家を売る場合も税金が掛かるので注意が必要です。
可能な限り評価の高い不動産会社や建築会社に依頼するようにしましょう。
条件が当てはまる制度を上手に使い、少しでも支払額を下げて後悔のないようにしましょう。