コロナ禍における一戸建て購入前のオープンハウス見学チェックポイント
目次
コロナ禍にあっても一戸建てマイホームが欲しい、気になる新築・中古物件を見てみたいというお客様のために、イエステーション大分店ではオープンハウスのお知らせをホームページに掲載しています。
オープンハウスの見学を希望するお客様は、当社ホームページから対象の不動産物件情報にアクセスして、「資料請求・見学予約」のボタンからお問い合わせいただけるとうれしいです。
オープンハウス見学の申し込みが終ったあとは、
- 持っていくものは?
- どこを見れば良いの?
- 何件でも見て良いの
- 見学した物件と契約しなければならない?
など、疑問もあるかと思います。
そこで今回は、一戸建てオープンハウスの見学ポイントについて、わかりやすくお伝えしますので参考にしてください。
オープンハウス見学のメリット
一般的にオープンハウスとは、予約不要で誰でも見学できるものでした。
新築の場合は自由に出入りできましたし、中古物件の場合は入居者と不動産業者との間で内覧可能な日を決定して、見学者を受け入れていました。
しかし、コロナ禍にあっては密を避けるために、見学の枠を絞った事前予約が当たり前になっていると思われます。
気軽に見学できるような自由さは無くなりましたが、予約制だからこそのメリットもあるので、いくつかご紹介します。
見学時間が十分に確保できる
予約制であれば1組ずつの案内になるため、じっくりと気兼ねなく物件を見ることができます。
他者の目が無いことから、納得いくまで物件情報と照合が可能です。
例えば、水回り設備、駐車スペース、庭、二階の各部屋、天井裏から床下まで満遍なくチェックすることができます。
他の見学者と合同案内だと、どうしても一方通行の案内になりがちなため、その場で疑問が生じても質問する機会すら無いこともあります。
現地の周辺環境を体験できる
オープンハウスの見学は建物と物件情報の整合性のチェックだけでなく、周辺環境を体験する絶好の機会です。
通勤、通学、医療施設、駅、バス、近隣の建物、雰囲気、景観など、生活拠点として十分に機能する環境にあるかどうかを知ることは、重要なポイントです。
いざ引っ越したは良いが、公共交通機関の利便性が悪い、治安も良いウワサを聞かない、工場や商店などの騒音やニオイが気になるなど、住んでしまってからマイナス面に気付いても遅すぎます。
できれば500m程度の範囲だけでも散策してみると、何か気付くことがあるかもしれません。
コロナ禍での見学とマナー
オープンハウスの見学申し込みに先立って、不動産業者のホームページなどでコロナ対策がしっかりと出来ているかどうかを、まず確認しましょう。
できれば家族全員で見学することがおすすめです。
小さな子どもさんの意見も、時として的を射ているケースもあります。
また、思春期の子どもさんが居るご家庭では、親子のコミュニケーションが不足しがちなことがあるかもしれません。
オープンハウスの見学を機会に、いろいろと意見を聞いてみることも有意義な時間になります。
見学のマナーについては、「守っていただきたいこと」として、器物の破損はもちろん、あまり騒がしいのも近隣の住民に迷惑がかかってしまうため、ゆったりとした雰囲気で見て頂ければ十分です。
予約から当日の流れ
オープンハウスの見学が初めての場合は、予約から当日まで、当社の流れを説明します。
ほぼ一般的な流れと思っていただいて差支えはありませんので、参考にしてください。
- 見学の申し込み(当社は専用フォームから)
- 希望条件を考慮しての見学日時の連絡
- 担当者同伴のもとオープンハウスでの見学
- 簡単な質疑応答や相談
今は、どの不動産業者もコロナ対策のために「見学予約」が必須です。
また、お客様同士が現地で同じ時間帯にならないようスケジュールします。
もちろん見学の前後では消毒などコロナ対策を徹底して行っていますので、安心してお申し込みください。
なお、当日は動きやすい服装で参加されることがおすすめです。
靴は脱ぎやすいものを選び、スリッパがあれば持参されると良いかもしれまん。
持っていくものベスト3
オープンハウスの見学では、好奇心を満たすために時間を使うことは、非常にもったいないことです。
気になる部分をあらかじめメモしておき、聞き忘れなどが無いよう細かくチェックしましょう。
持参して頂きたいものとしては、
- 撮影機材(スマホ、タブレット、デジカメ、ビデオカメラなど)
- 間取り図(物件情報をプリントアウトしたもので可)
- 2m~3mほど計測可能なメジャー
この3点を挙げておきます。
スマホは室内の撮影や録画、物件情報の閲覧、音声メモ、方位の確認、暗い部分の照明などが、標準機能やアプリで対応できるため欠かせません。
印刷した間取り図には、電源、テレビアンテナ端子、インターネットLANコンセントの場所と数、各部屋の印象や収納スペースの大きさ、周辺環境の印象などを書き込むために提案しています。
メジャーは必須とまでは言いませんが、家具やテレビ台、子ども用の学習机、ベッドなどが置けるかどうか、実際に計ってみることでイメージしやすくなります。
またバルコニーの奥行、隣の壁との間などを知りたいときは便利です。
見学でチェックすべきこと
前章で少し触れましたが、オープンハウスの見学では、チェックすべきことがたくさんあります。
物件情報や画像だけでは得られない、現地で得た情報は、他の候補物件と比較する際に貴重なデータとなります。
具体的なチェック項目をピックアップしますので、リスト化してご活用ください。
建物内部と周辺環境
見学に割り振られた時間によっては全てをチェックすることが難しいかもしれませんが、担当者への質問リストとしても使用できるようにしています。
メモ欄には、気づいたことや具体的な数字などを記録しましょう。
建物内部用のチェックリスト
判定 |
チェック項目 |
メモ |
部屋の間取り |
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廊下・階段の幅 |
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玄関の広さ |
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キッチンの広さや印象 |
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トイレの広さや印象 |
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お風呂の広さや印象 |
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洗面台の広さや印象 |
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収納スペースの広さや印象 |
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コンセントの数 |
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インターネットの引き込み口 |
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テレビ置場 |
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窓の大きさ(換気能力) |
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ベランダの広さや印象 |
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駐車場・駐輪スペース |
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庭のプライバシー |
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住宅の向き |
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セキュリティ |
周辺環境用のチェックリスト
判定 |
チェック項目 |
メモ |
近隣の様子 |
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駅の利便性 |
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バスの利便性 |
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通学の利便性 |
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公園の有無 |
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コンビニや医療施設 |
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交番の有無 |
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事件の有無 |
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建物の方角 |
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空き地または建設中の施設 |
境界線に関するトラブルの有無
一戸建てにはプライバシーを確保するために植え込みやフェンスまたは塀で周囲を囲むことが一般的です。
近隣住宅との間が狭く、樹木の枝や根、または給排水管が入り込んでいるような「越境物」の疑いがある場合は、トラブルが内包されていることが懸念されます。
過去に、その場所でトラブルが無かったどうかも念のため聞いておくと良いでしょう。
オープンハウス見学のQ&A
オープンハウスの見学に関して、多くの質問が寄せられますが、代表的な質問としては、
- 見学の件数
- 契約が必須がどうか
- 中古物件でも対応できるのか
という3点があります。
それぞれ、少し詳しく回答していくことにします。
見学は何件までOK?
見学の件数に制限はありません。
時間が許す限り予約をして頂いてよろしいです。
どのような一戸建てが欲しいのか、条件などをある程度は整理しておくと良いですが、何も考えずにフラッと申し込んでも得るものはあります。
物件情報をアレコレ見て迷うぐらいなら、近い場所にあるオープンハウスを見学して、生の情報を得る方がメリットはあります。
契約は必須?
オープンハウスを見学したからと言って、物件の購入を義務付けている不動産業者は存在しないと思います。
購入するかしないかは、あくまでも任意です。
見学した後は質問しなければならないという義務も、家族全員での参加が必須などの制限は一切ありません。
おひとりで参加することも可能です。
年齢的に住宅ローンが組めないかもしれない、または頭金が準備できないというような具体的な悩みがあれば、後日、店舗で相談したい旨を伝えれば、改めて案内することができます。
中古物件も見学可能?
中古で入居中の物件でも、見学が可能なケースもあります。
売主も物件を見てもらうことで売却が進むことを理解していることが多いため、売主の都合に合わせることになるかもしれませんが、不動産業者が日程などを調整して見学ができることがあります。
事前に相談してみると良いでしょう。
ただし、入居中の物件の見学は気が引けるという気持ちになることが普通ですが、直接、売主に質問しながら見学できるというメリットもあります。
特に周辺環境については入居者だけが知っている情報を得ることもできます。
入居者による見学の許可が下りれば、不動産業者の帯同のもとで、しっかりと購入に向けての情報交換をして欲しいものです。
まとめ
コロナ禍における一戸建て購入前のオープンハウス見学チェックポイントとして、見学の流れやチェックすべきことについて書きました。
見学の仕方については、コロナが終息したとしても、大きな変化はないでしょう。
ただし見学のバリエーションは増加するかもしれません。
例えば、室内をひとつずつ紹介するルームツアーなどは、その一番手となる可能性があります。
見学希望者は自宅からオンラインで、しかも解説付きで視聴できるわけですから、利便性は向上します。
双方向通信ならば、その場での質疑応答も可能です。
しかし現地に出向いて自分の目で確かめることが、ベストな方法に変わりはありません。
感覚や体験などはオンラインでは伝えきれないからです。
もしも気になる物件がありましたら、遠慮なく、ご連絡下さい。