信頼できる不動産会社と営業担当の選び方を不動産会社が伝えます
目次
何か悩みや疑問があると、ネット検索するのが現代人。
マイホームや賃貸物件に関する情報は、ネット検索で十分に得ることはできます。
しかし、不動産会社についてはどうでしょうか。
手前味噌ですが不動産業界は、健全な業者と少しマユツバな業者との差が激しいのが特徴です。
関連する引っ越しやリフォームに関しても同様で、試しに以下の言葉でGoogle検索してみると、
- 不動産会社 選び方・・約1,990万件
- 引っ越し業者 選び方・・約1,310万件
- リフォーム業者 選び方・・約3,140万件
という数のウェブページがヒットします。
これは明らかに「求められているから公開している」と言えそうです。
特にマイホーム購入においては、ほとんどの人が、
- 人生で一番高額な買い物である
- 取引のしくみがわからない
- 不動産に関する専門的知識があるとは言えない
- 日ごろから懇意にしている不動産会社はない
- 良き相談相手がいない
など、完全なるアウェーの状況で動き出すことになる、頼れる不動産会社に出会うことができるかどうかがカギを握ります。
つきましては、頼れる不動産会社や営業担当者の選び方について、地元密着のリライフ不動産(イエステーション大分店)が自信を持って、お伝えしたいと思います。
不動産会社の種類(大手と地域密着)
不動産情報サイトで検索すると、お気に入りの物件が見つかると思います。
しかし、もっと良い条件の物件があるかもしれないと、別の不動産情報サイトで検索するのが人情というもの。
ところが、物件写真の切り口や枚数が違うだけで、全く同じ物件をじっくり見ていたということはありませんか。
これは仲介している不動産会社の違いによるものです。
どの不動産会社もお客さんのマイホームのお世話をしたいですから、情報の出し方やサービスで、いかに他社と差をつけるか、日々、奮闘しています。
例えば、お気に入りの物件を、知名度抜群の大手不動産会社と地域密着の不動産会社が取り扱っている場合、どちらを選ぶか迷うはずです。
そこで大手不動産会社と地域密着の不動産会社の特徴などをあらかじめ知っていれば判断が楽になると思いますので、それぞれ簡単に紹介しましょう。
大手不動産会社の特徴
誰もが知っている社名とブランドを持つのが大手不動産会社です。
全国各地に支店があり、膨大な物件情報を所有しています。
キャンペーンへの資金投入も桁違いなため、成約記念のプレゼントには子どもが狂喜乱舞して喜ぶゲーム機器、家電製品などがラインナップされているケースもあります。
その反面、膨大な物件情報であるがゆえに、全てを把握しているとは言い切れない面もあります。
違う物件の質問をしたらシドロモドロだったということもありそうです。
営業マンは転勤があるため、長い付き合いは難しいこともあるかもしれません。
地域密着の不動産会社の特徴
当社は地域密着の不動産会社になります。
大手不動産会社と比較すると物件情報の数は劣りますが、担当エリアのことは隅々まで知っているのが強みです。
あのマンションなら小学校はここだ、というレベルまで周辺情報を把握しているため、他県や他市から転入する場合は生活レベルでの相談に対応できます。
社長や営業マンが地元出身で、転勤もない小規模な不動産会社が多いため、身近で頼れるマイホームの専門家として良好な関係を築きやすいことがポイントです。
大手の不動産会社も知らないような掘り出し物件も、いくつか握っている可能性があります。
不動産会社の選び方のポイント
さて、大手不動産会社と地域密着の不動産会社の特徴を理解していただいたところで、遅くなりましたが本題に入ります。
不動産会社で取り扱う情報は不動産業者専用のデータベースである「REINS(レインズ)」に集約され、過去の実勢価格(取引が成立した金額)なども閲覧が可能になっています。
つまり大手だろうが地域密着であろうが、不動産会社に並んでいる商品は、ほぼ同じと見てよいです。
ですから、各不動産会社独自のサービスで勝負しなければなりません。
そこが目の付け所になるため、具体的にポイントを挙げています。
ニコニコすぎる営業マンは要注意
営業マンと会ってみて「感じのいい人」という印象を持つ人は多くいます。
しかし「感じのいい人」ってどういう人でしょうか。
くだらない話に長々とニコニコして聞いてくれた人でしょうか。
接客がしっかりしていた人でしょうか。
礼儀正しくさわやかな人でしょうか。
不動産営業で「感じのいい人」というのは、購入する人に最大の利益をもたらしてくれる人です。
笑顔だけ良い人、話だけ上手な人、挨拶や返事だけさわやかな人なども「感じのいい人」に見えるのが落とし穴です。
その落とし穴に落ちないためにも、不動産会社を選ぶ際は、
- 資金計画を前提に相談に乗ってくれる
- 優遇制度に詳しい
- ホームページでスタッフの横顔が見れる
- 相談時間の融通が利く
- 将来売りやすいかどうかをデータで説明できる
- わからないときは誤魔化さず後日きっちり答えを出す
- 良いことばかり言わない
- 立地上の防災リスクについても言及できる
- 建物の構造や土地の権利関係に詳しい
- ネットと人伝の両方で評判が良い
など、いくつか気になることがあればチェックしてみることをおすすめします。
あまりにも強引な売り込みをする場合は、毅然とした態度でお断りしましょう。
不動産取引で罠にかからない方法
マイホーム購入には、罠がたくさんあります。
この罠というのは、取引上のトラブルの意味もありますが、
- 買主の無知につけこむ
- 売主の無知によるもの
- 売主の意図したもの
- 売主の無責任さからくるもの
- 詐欺
などが原因で発生しますが、泣きを見るのは間違いなく買主です。
マイホーム購入が悪夢とならない方法をいくつか紹介しておきます。
「絶対」「必ず」「間違いなく」は信用しない
信用をベースに不動産会社と買主の間で信頼関係が築かれることが理想ですし、それがお互いにとってもベストです。
その信頼関係が崩れる魔法の言葉が、
- 絶対
- 必ず
- 間違いなく
という3つ。
不動産に限らず、あらゆる取引の状況で軽はずみに、ましてや初対面で投げかける言葉ではありません。
絶対に今買うべき、必ず満足させます、間違いなく将来売れる物件です、などと言われてグイグイと押される場合は、さっさと関係を断ち切って別の不動産会社のもとへ行きましょう。
ネガティブ情報を提供してもらう
不動産情報サイトに掲載されている物件情報は、名刺代わりに過ぎません。
現地を見てみれば、もっと詳細な情報が得られます。
現状を知ることができたとしても、過去のことは触れることができないため、不動産会社が頼りになります。
特に中古住宅購入の場合は、事故物件ではないのかという疑問に対して、明確に回答してもらえる不動産会社は信用してよいでしょう。
ちなみに事故物件は、不動産業界では心理的瑕疵ありという表現をします。
宅建業法には、
「取引中に知りえた物件の心理的瑕疵については重要事項説明書に記載し買主に告知しなければならない」
という規定がありますが、平成19年8月10日に東京地裁は、
「(事故後)最初の入居者に対しては宅建業法上の告知義務があるものの、その後の入居者に対しては、特別な事情がない限り、宅建業法上の告知義務はない」
という判決を下しています。
新築、中古に関わらず、購入の際に気になることは、しらみつぶしに情報収集することが肝心です。
営業マンは指南役である
マイホームに多くを求めがちなのは当たり前ですが、どうしても妥協するしなければ前に進まないこともあります。
限られた予算の中で、譲れない部分と後からどうにでもなる部分を、どうバランスを取るかが難しいところです。
家族間でも長い時間をかけて話し合うこともあるでしょう。
そんなときに第三者の立場で提案できる営業マンは、信用してよいかと思います。
相談してものらりくらりとかわしたり、過去の事例すら参考として紹介することもなく、別の物件を強く薦めてくるような営業マンは、その日限りで断っても良いです。
営業マンは万能とは言いませんが、経験で得た貴重な情報源を持っています。
例え新人でも、納得できる情報を出してくれるならば、任せても良いでしょう。
指南役として頼れる存在かどうか、これが営業マンのポイントになります。
ノルマに追われる営業マンは余裕がない
不動産会社は物件を売ること、貸すこと、仲介することで成り立ちます。
厳しいノルマを課せられている営業マンもいることでしょう。
月末や決算時期になると俄然張り切るときは、ひょっとするとノルマ達成が厳しいのかもしれません。
ふとした時の表情が暗い場合は、追い詰められていることも考えられます。
できる営業マンは仕事が早いというのが定番ですが、逆に言えば余裕がないとも見ることができます。
おそらく雰囲気で見てとれるのではないでしょうか。
営業マンも買主も焦りは禁物です。
まとめ
信頼できる不動産会社と営業担当の選び方を不動産会社である当社が、独自の見解としてお伝えしました。
もっと、お伝えしたいことはあるのですが、やはり対面していただくこと以外に、信頼関係を築く手段はありません。
コロナ禍で揺れた2020年ではありますが、リライフ不動産株式会社(イエステーション大分店)は、万全の体制で理想の住まい探しのお手伝いをし続けます。
この記事を投稿した手前、多くのお客さまに選ばられる存在にならなければなりません。
これからもお客様と物件をベストマッチングできるよう精進する次第です。
こだわりあるマイホームを探したい場合は、ぜひ、来店予約を。