2022年あらゆる世代で移住したいまち4位以内の大分の魅力

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大分の魅力は温泉や環境や移住の支援や物価や不動産価格

目次

  1. リモートワークの整備で大分への移住相談者が急増
  2. 大分と別府の魅力
  3. 大分市の移住応援サイト
  4. 田舎暮らしの失敗事例と成功するポイント
  5. 大分と別府の不動産相場情報(20227月現在)
  6. まとめ

移住希望者向けの月刊誌「田舎暮らしの本(宝島社)」による「2022年度版住みたい田舎ベストランキング」が発表されました。
今年も、大分県内全18市町村のうち14市町がランクインしています。

大分県には定住促進に熱心な自治体が多く、魅力的な市町村もたくさんあります。

今回は、そんな大分県の魅力について掘り下げていきたいと思います。

リモートワークの整備で大分への移住相談者が急増

当社に相談されるお客様の中で大都市から移住される方のご相談が多くなっています。
特にシニア世代の方が温泉県大分に魅了されて移住を計画されるようです。

実はシニア世代に限らず、単身者・子育て世代にも人気の大分。
その理由は、適度な街感・交通の利便性・自然豊かであることなどさまざまです。

いわずもがな大分は「温泉県」と銘打っているように温泉が有名です。
別府や由布院が有名ですが、大分県はほぼ全域で温泉が湧出しています。
温泉好きの人にとってまさに天国といえますね。

豊富なパワースポットも魅力の1つです。
全国に4万社ある八幡様の総本宮である宇佐神宮や巨大な石仏のある熊野磨崖仏などがあります。

他にも、雄大な自然や多彩なご当地グルメなど、大分の魅力は筆舌に尽くしがたいものです。

そして何より、このコロナ禍の影響で各社がリモートワーク環境を整備してきていることも大きな要因となっているようです。
場所を選ばずに仕事ができるようになると、やはり自分が一番落ち着く環境に身を置きたくなるものです。
そこで、魅力あふれるここ、大分が選ばれているというわけです。

大分や別府の魅力は温泉や生活のしやすさや海と山の幸が豊富なところ

大分と別府の魅力

では具体的どのように魅力的であるのか、具体的にみていきたいと思います。

温泉

先ほどから何度も「温泉、温泉」といい続けていますが、やはり「大分イコール温泉」の公式が多くの人の頭に刷り込まれていると思います。
今回は特に別府市に焦点を当てて紹介していきます。

東に別府湾、西に鶴見岳と、海と山に囲まれた別府市は、湯けむり漂う「日本一の温泉のまち」。
源泉数、湧出量ともに日本一を誇り、国内にある源泉の約1割にあたる2,200あまりもの源泉が別府にあるといわれています。
現在、地球上には10種類の泉質の温泉があると分類されていますが、別府に行って別府・鉄輪(かんなわ)・観海寺(かんかいじ)・明礬(みょうばん)・亀川(かめがわ)・柴石(しばせき)・堀田(ほりた)・浜脇(はまわき)の「別府八湯(はっとう)」と呼ばれる8つの温泉郷を巡れば、それだけで7種類の異なる泉質の温泉に入ることができるのです。
そんな多種類の温泉がひとつの街で楽しめてしまう場所は、日本広しといえども、ここ別府だけなのです。

別府市内の各温泉施設では湯巡りしながらスタンプラリーを楽しめるようになっています。
スタンプ2ヶ所で別府八湯温泉道初級、8ヶ所で初段、40ヶ所で5段など、各段位によっての色別の認定タオルと認定証がもらえ、88ヶ所全て揃えると名人となり鉄輪の「温泉殿堂」に自分の写真が名人肖像として展示されます!
おもしろいですよね。

別府には広く知られた名湯がたくさんありますが、市営温泉や地域の住民がお金を出し合って作った共同湯もあります。
それらはどれも安い料金で利用できるのです。
なかには歴史ある温泉や、温泉通もうなる良泉もあるといわれています。

市内には100カ所とも200カ所ともいわれるほど、たくさんの共同湯があり、郵便ポストの数より多いとさえいう人もいます。
特に昭和の下町風情が残る浜脇、別府、亀川などに共同湯、組合湯が点在しています。
しかし、その多くが公民館の中にあったり、ひなびた民家のような建物だったりします。
路地裏や生活道路にひっそりたたずんでいるので、共同湯散策をするのもおすすめです。

ジモ泉と呼ばれる一般開放されていない地元組合員だけの共同湯もあります。
大分に移住したら、こうした温泉を楽しめるというメリットもあるのです。

物価

大分は生活コストが安価におさえられ、通勤時間や自由時間にゆとりが持てます。

総務省統計局の令和312月小売物価統計調査によると、民営家賃の大分県のひと月当たりの3.3平方メートルの家賃は3,363円。
おとなりの福岡県は4,237円、東京23区は8,795円となっていることからも、その生活基盤の築きやすさがうかがえます。

ちなみに合計特殊出生率は1.57
福岡県は1.43、東京都は1.13です。
保育所数も05歳人口10万人あたり597.3園、福岡県は383.7園、大阪府は370園、東京都は496.5園であることからも、大分県は子育てのしやすいまちといえるでしょう。

食べ物

豊かな自然と温暖な気候に恵まれた大分県は、おいしくて新鮮な農産品や水産品が自慢です。
地域により食文化も多様で、各地の特色ある「食」を楽しむことができます。

おおいた和牛や関アジ・関サバといった特産品も地元スーパーなどでとりあつかいがありますし、やせうま、別府冷麺、とり天などの地元グルメも魅力的です。

海の幸・山の幸がバランスよく揃うのが大分県の素敵なところの1つです。

大分市の移住応援サイト(市公式)

大分市は市を挙げて移住を応援しています。大分市ホームページ

大分県外から大分市内へ、転入する理由が転勤、出向等職務上のもの等でない自己の意思による移住をした方が住宅を取得した場合や賃借(物件の要件あり)した場合に給付金または支援金を支給しています。
諸条件はありますが、大分市は移住を希望する方を歓迎しています。
こうした制度があると、移住へのハードルが少し下がりますね。

移住の自由の紹介、成功のポイントは情報収集をしっかり行うこと

田舎暮らしの失敗事例と成功するポイント

田舎暮らしには、成功もあれば失敗もあります。
都市部で生活していた方が田舎暮らしを始めることで、残念ながら失敗してしまう事例もあります。
具体的な事例を取り上げ、失敗した要因と成功するポイントを導き出してみました。

失敗事例

・人間関係

田舎は都会と比べて人口が少ない分、保守的で閉鎖的な人間関係が築かれている場所も多いです。
今まで都心でしか暮らしてこなかった人の中には、必要以上にプライベートに介入してくる近所の人などに嫌気がさす場合も
また、場所にもよりますがソトから来た人を受け入れないような排他的な体制がまだ残っている地域もあります。

・仕事

大企業や政府の中枢機関などは都心に集中しているため、都心にしかない仕事が多いのが現状です。
人口が多い分、都会に求人が集中するのはやむを得ません。
そのため、田舎は都会に比べて平均年収も低くなり、都会にいた時ほど稼げなくなる場合も多いです。
ネット環境が整っていなかったなど、都会では当たり前にできていたことが出来なくなる場合もあるのです。

・住まい

地方には空き家も多いため、自治体がこういった物件を紹介してくれる場合も多いです。
しかし、こういった物件はどうしても築年数が経過しているなど、修繕の必要な個所が多いため、リフォーム費用などがかかってくる場合も多いです。
また、水道料金は地理的要因や取水源が遠いと高くなりますので、生活費を安くしようと考えていても生活インフラにお金が掛かってしまう場合もあるのです。

・生活環境

都会に比べて交通機関やお店の数が少ないため、利便性も損なわれてしまうことは把握しておきましょう。
「ちょっと必要なものを買いに行くだけでも、最寄りの店まで徒歩で30分かかる・・・」といった環境は珍しくありません。
また、田舎でも地方都市は医療機関が充実しているところが多いですが、過疎化が進んでいる地域では医療機関の数が少ないという問題もあります。

失敗の要因

いずれの場合も共通して言えるのは、田舎暮らしに対する知識が不足していたことです。
憧れの気持ちが先行し、自分の中で勝手に「田舎」に対するイメージを膨らませてしまったことで、現実が把握できていなかった、といったところでしょう。

田舎暮らしが成功するポイント

大分県内の各自治体では、移住を検討する人向けのサイトなどを開設しています。
そういったところから、移住した後に自分の生活が立ち行くのか、十分に検討しておいたほうがよいと言えます。

また、それだけに頼らず自力で出来るだけ情報を収集しておきましょう。
田舎で楽しい移住生活を送るために、移住前の準備を念入りに行うよう心掛けましょう。

自治体によっては、「おためし移住」といった感じで中期・長期で田舎暮らしを体験できるところもあります。
そういった制度を活用し、自分の思い描いていた移住生活ができるのか、しっかり検討することが大切です。

大分と別府の不動産相場情報(20227月現在)

移住の覚悟が決まったら、不動産情報を調べましょう。

現在の大分市の土地と中古マンションの相場

現在の大分市の土地と中古マンションの不動産相場はどうなっているのでしょうか。

大分市の20227月現在の土地の平均価格は59,538円(㎡単価)、昨年度より35パーセント下落しています。
中古マンションの平均価格は244,472円(㎡単価)、昨年度より8パーセント下落しています。

現在の別府市の土地と中古マンションの相場

かわって別府市はどうでしょうか。

別府市の20227月現在の土地の平均価格は58,080円(㎡単価)、昨年度より9パーセント上昇しています。
中古マンションの平均価格は244,176円(㎡単価)、昨年度より34パーセント下落しています。

詳しくはこちらのページをご参照ください。大分市・別府市の不動産トレンド情報

まとめ

今回は大分の魅力を簡単にご紹介しました。
様々な世代の方が移住を検討している大分ですが、単身者ならであれば都市部の中古マンションをお好きなインテリアでリノベーション、子育て世代であれば郊外の土地付き一戸建てか中古住宅をリノベーション、シニア世代であれば手の掛からない中古マンションなど、それぞれの世代・ライフスタイルに合わせたご提案が可能です。

大分の不動産や移住のことならイエステーション大分店(リライフ不動産)にお気軽にご相談ください。